『なにしてあそぼう』『できるかな』に出演しノッポさんの愛称で親しまれた高見のっぽ(本名:高見嘉明)さんの訃報が届きました。
享年88歳。死因は心不全との事。
悲しみの声が上がる中、ノッポさんが長年の沈黙を破り最終回でしゃべったシーンが再注目されています!
そこでしゃべった伝説の動画と喋らない理由や最終回にまつわるエピソードなどをご紹介します!
ノッポさんが出演した「できるかな」とは?
「できるかな」はNHKで1970年から1990年まで約20年にわたって放送された子供向けの工作番組です!
同じくノッポさんが出演していた「なにしてあそぼう」は前身番組となります!
「できるかな」は工作番組で
- ノッポさん
- ゴン太くん
以上の2名が様々なものを工作していきます!
特徴的なのが
2人とも喋らない!
という事!
ゴン太くんの鳴き声?のみで基本的に2人は喋りません!
「おしゃべり」役のナレーションが存在し、2人のやり取りを通訳したり、状況説明をしたりします!
通常回の動画▼
オープニングの音楽を懐かしいと感じる方も多いのではないでしょうか?
このスタイルで約20年番組は長く愛されました!
ノッポさんがしゃべった!「できるかな」最終回の伝説の動画
そんな「できるかな」ですが、最終回で衝撃の出来事が起きました!
ノッポさんがしゃべったのです!
長い沈黙を破り、しゃべった動画がこちら!
おしゃべり担当のナレーション:「あれ?ノッポさん、後ろに誰かいますよ?ほらほら」
ノッポさん:「ええ、知ってますよ~」
おしゃべり担当のナレーション:「え?今、誰が返事したの?」
ノッポさん:「え?僕!」
おしゃべり担当のナレーション:「ひゃあ~!」
ノッポさん:「はぁ~、あーあ、喋っちゃった。今日はね、特別なんです。えーとね、長い間ね、みんなと友達でいましたけど、『できるかな』は4月から、あの『ともだちいっぱい』という新しい番組と変わります。でね、今日はその番組の出演者の紹介です」
そしてワクワクさんやゴロリの紹介するという流れでした!
今までしゃべらなかったのに最終回で突然しゃべりだすなんて誰も想像出来なかったでしょう!
そのまま喋らないキャラクターのまま幕を下ろす事もできたはずですがなぜ喋ったのでしょうか?
ノッポさんがしゃべった理由
ノッポさんがしゃべった理由ですが、
いい声の持ち主だって知ってもらいたかった
最終回でしゃべった事に関して次のように語っていたそうです!
テレビ関係者によると、当時、NHK関係者の中には「ノッポさんは最後まで話さなくていいのでは」と意見する人もいたというが、本人は「最後はどうしてもしゃべりたかった。こんないい声の持ち主だって知ってもらいっていうのもあった」と周囲にちゃめ気たっぷりに話していたという。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/9ef925358cab345fb4e1aec70db2458911461b64
いい声の持ち主だって知ってもらいたかったと語っておられますが、照れ隠しのひとつで本心は長年観てもらった感謝を自分の口から伝えたかったのではないでしょうか?
当時、この最終回にはかなりの反響があった事も明かされています!
ノッポさんこと高見映さんが、その著書『ノッポさんがしゃべった日』やその後のインタビューなどで語ったところによれば、最後のセリフは全部アドリブだったそうだ。最終回を迎えたということと合わせ、当時その反響は大きく、街を歩く高見さんを見て、いきなり大の大人が泣き出したこともあったという。この回を幼稚園や保育所のテレビで見たときの衝撃を今も忘れられない人は、きっとたくさんいることだろう。
引用:https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=C0010670
子供から大人まで広い層に愛されたノッポさん。
ご冥福をお祈り致します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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